遠樹日記

杭州視察レポート

日中平和友好条約締結30周年、日中青少年交流年ということで、
杭州市旅游委員会のお誘いで中国杭州視察行ってきました。

期間 : 2008年 3月12日(水)~15日(土)

参加者 : 12名

宿泊先 : 杭州友好飯店

★3月12日

成田空港を10時頃出発。
ANA直行便で杭州蕭山空港へ向かう。時差は1時間 12時50分着。天気は晴れ。
着後バスに揺られること40分、杭州観光で誰もが訪れる 西湖湖畔(白堤)散策。
白堤は,西湖で歴史の最も古い堤。白居易が杭州太守を勤め た時に堤を築き後の人は彼を記念するために白堤と呼んだそうです。湖畔は霧がかか り、やや厚化粧の西湖でした。
そのあと、浙江省博物館へ。杭州の文化の歴史は約 8000年の歴史といわれ、各種文物10万あまり、新石器時代から近代の文明史まで反 映。陶器、漆器、象牙製品、玉器、シルク製品、青銅器など見ごたえ十分。
そして、 河坊街散策。このあたりは茶館や漢方薬、シルク、食品、骨董、掛け軸などを売る 100以上の店舗が並んでいてにぎやかな場所でした。路面では似顔絵を描いてくれる お店や笛を作って吹いてるお店なども。
東京で言えば浅草って感じでしょうか。 夕食後雑技鑑賞と盛りだくさんの1日が終了

西湖湖畔
西湖湖畔からみた白堤
浙江省博物館
河坊街 1
河坊街 2
河坊街 3
雑技

 

★3月13日

朝からあいにくの雨
ホテルで朝食をとり午前中は蘇東坡記念館、その後、中国美術学院という中国では指折りの美術大学の見学と隣接の滀天寿記念館へ。
蘇東坡記念館では彼の系譜、年表、生涯紹介、詩文書作品などが展示。
1988年に建てられ敷地面積は1300平方メートル。雨音を聴きながらの芸術鑑賞も中々良いものでした。
引き続き、中国美術学院の視察。水墨画の基礎の授業風景を見学。細かな描写のデッサンをしていました。
日本人の留学生の話では北京よりも本格的に勉強できるらしく、レベルの高い授業が受けられるそうで、杭州の芸術レベルの高さを感じ大学の敷地の中に滀天寿先生の水墨画作品が飾られているという記念館にもちょっとおじゃましました。昼食はお茶畑の農家料理を満喫
午後からは書道と彫刻が一体となった中国の金石篆刻を研究する印章学術団体、『西冷印社』にて揮毫交流。
最初はちょっとドキドキしたけれど、筆を持ったら調子に乗って2枚も書いてしまいました。
同行した書道家の方たちも得意の書を披露。中国側からは西冷印社を代表する篆刻家、書家のお二人が素晴らしい書を披露。通訳の方を交えて作品について、話し合い有意義なひとときとなりました。 夕食後ホテル近くの夜店露天の雑貨市場を散策。5ミリ角の小さな印材に一文字彫ってもらいおみやげにしました。1個30元(1元16円)と日本で買うよりかなり安く感激!筆を売ってるお店も発見!! 電卓片手に片言の中国語で値切り交渉スタート。20分ねばり最初の言い値の半額くらいになり、ついおさいふの紐が緩んで
沢山買ってしまいました。。。 

蘇東坡
蘇東坡記念館
中国美術学院正面
日本人留学生の水墨画授業風景
潘天寿先生の作品
お茶畑の中にある農家料理のレストラン「江南阿二」
農家料理のお昼ごはん(野菜を使った料理が沢山)
西冷印社入口
西冷印社の代表の方(右)と中国側の書家(左)、篆刻家(中央)
西冷印社の篆刻家の作品
私の書いている姿
揮毫した作品を持って記念撮影 『以心伝心』
調子に乗って2枚目を。書き出したらとまりません。
2枚目は『萬国春風百華舞』
西冷印社の書家の作品
同行した成澤先生の書
同行した福田先生の揮毫風景
同行した満先生の水墨画

 

★3月14日

昨日の雨もやみ朝から晴天。
午前中は浙江老年大学を視察 ここは日本で言う生涯学習センターのような場所。毎日多彩なプログラムが用意され ていて、自分の好きなもの学習している。
社交ダンス、パソコン、書道、バレエ、ピ アノ、民族音楽、ビリヤード、水墨画など。
書道講座のお部屋はちょうどお休み時間 のようで、先生が優秀な生徒の作品を黒板に貼って紹介してくださった。古典の臨書 が中心のようで、半切に3行書いてる人が多かった。孫過庭の書譜や、王羲之の蘭亭 序、顔真卿の争座位文稿など。
昼食後黄龍洞民俗園へ。霞嶺の北にあり、風光明媚な公園。写真にあるように、黄色 い龍の口から水が流れているところは有名で、南宋の江西黄龍禅師は山に登って雨を 求め、突然山の後ろの岩は龍が口を開いたように裂け、清らかな水が湧いてきた。
黄 龍が禅師について、ここまで来たと噂され黄龍洞と名付けられ、「黄龍吐翠」ともい う。竹林に囲まれた中、4人の子供がくっついて2人に見える像は子供のお尻に触る と子宝に恵まれるらしい。またこのまわりの竹は「方竹」といって四角い幹の竹が茂 ることでも知られている。
民俗園の中で民俗音楽に酔いしれた後は、中国茶葉博物館へ。 博物館前で今回の参加メンバー全員通訳の方も交え写真撮影。ポカポカ陽気で茶畑の 周りは木蓮の花が咲き春の景色も満喫 館内で中国茶の歴史を学びおいしいお茶をご馳走になり、シルク専門店、中学校クラ ブ活動なども視察後ホテルに戻る。
夕食後は全身マッサージで心身共に疲れをいやし ました。90分1200円くらいだから、日本では考えられない値段です。

老年大学入り口
書道講座風景
黄龍洞民俗園 1
黄龍洞民俗園 2
黄龍洞民俗園 3
民俗園の中で民俗音楽鑑賞
茶葉博物館前で視察参加メンバー全員記念撮影
中国茶葉博物館
プーアール茶で出来ています
中国茶の入れ方レクチャー

 

★3月15日

旅の最終日。昨日ほどの晴天ではないが、まずまずの天気。
西湖は今日も霧がかかり、独特の雰囲気。霧の摩周湖といったところか。中国の書道 は若い子供たちにも盛んに受け継がれているのだろうか。。
日本では筆離れがすすんでいるが。今日は子供たちの様子がわかる場所『杭州青少年 活動中心』に行き今の子供たちのクラブ活動の現実を視察。
中国の子供たちはあまり学校の中にクラブ活動という時間がないらしく、週末の土曜 日だいたい午前中の3時間くらいをこの場所にきて、好きなクラブに所属して時間を 過ごすらしい。
6歳から12歳くらいまでの子供たちのようで、主に10歳くらいまで の子供が多かったようです。
クラブ活動は、ダンス、クラッシックバレエ、カン フー、太極拳、体操、ピアノ、琴、陶芸、絵画、書道、硬筆、英語などの教室を駈け 足で視察。水墨画やデッサンもかなり本格的でこの杭州市というところが、芸術活動 に力を入れている市ということがよくわかりました。
書道のクラスでいえば、「一」 という漢字をひたすら1枚の紙に書くところから、お手本を下に敷いて字の形をまね ている子、先生のお手本を横においてみながら書く子、驚いたのは日本では高校生が 書くような難しい古典の本をそのまま見て書いている子!!形だけでなく線質までも 真似ようとしているその筆使い、真剣な眼差しは、そばで見ていて感動しました。
硬 筆のクラスをのぞいてみると、7歳くらいの子供が日本では高学年で習うような漢字 をひたすら書いていました。漢字しかないのですから当たり前のことですが、ただお 手本と同じ字をひたすら真似て書く。簡単なようでなかなか出来ないことです。
子供たちのクラブが終わるまで親は教室の外で待っているのが通例のようで、さなが ら日曜参観という感じ。
教室の外は遊園地あり、ローラースケート場あり、各種中学 校の案内ブースなどもあり、学校案内パンフレットなども沢山用意され子供の進路相 談までも屋外のテントで出来るようだ。
広場ではミニテントを張ってお弁当を食べな がらピクニックのよう。ちょっと日本にはないクラブ活動です。家族中が子供のクラ ブ活動を楽しんでいるというか何と言うか。。一人っ子政策で大事に育てられた子供 たちは一体どんな大人になるのでしょうか。
と、いろいろな思いを抱きながらバスに乗り込み13:50杭州空港から成田に。 大きな病気もせず、トラブルに巻き込まれることもなく充実の視察旅行となりまし た。 余談ですが、空港につきハーゲンダッツのアイスが目にとまり、値段を聞いたら80 元!!!(1280円)日本ではこの小さなカップ高くても350円しないくらいなの に。。。。。町で中国製アイス1元で買っていた私は思わず売り場に戻してしまいま した。(笑)

青少年活動中心建物
青少年活動中心平面図
青少年活動中心アートビルディング
水墨画の授業 1
水墨画の授業 2
人物画のデッサン教室
書道初心者クラス
書道中級者クラス 1
書道中級者クラス 2
書道中級者クラス 3
書道中級者クラス 4
書道中級者クラス 5
中級者クラスの先生の添削
硬筆教室 1
硬筆教室 2

 

第3回 「墨のカタチ」  イベント終了報告

この度のイベント「第3回 墨のカタチ」は大盛況のうち無事終了致しました。
簡単ですが当日の様子を写真にてご報告させていただきます。

こういうイベントを通して筆で書く事の楽しさを沢山の人が感じてくれたら、今よりもっと書に興味を持ってくれる人が
増えるのではないかな。と有意義なイベントに参加させていただきお筆屋さんに感謝しています。

期間 : 2006年 11月3日(金)~5日(日)

場所 : 上野駅 中央改札口 「ガレリア」

主人と主人の会社の人も参加
色紙コーナーでは沢山の人が自分の好きな言葉を書いていました。
主人が書いた言葉。全く筆を持った事のない夫ですが何とか形に。
主人の会社の人達です。学生時代に筆を持ったきり何十年ぶりかで書いたそうです。
「『勝』は資格試験受験に向け気合を入れる為に書いたそう。
イベントスペース真上から。足を止めて 書いて下さった皆の作品
私の作品 1 武者小路実篤の詩『一個の人間』の一節を
私の作品 2 駅構内の人がワサワサ行き交う所で揮毫初体験